http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070704i414.htm?from=main4
読売新聞の記事です。
新風舎が訴えられても今更驚かないですね。こことのトラブルをブログに詳細に書かれている方もいらっしゃいますし。
碧天社もありましたね。
関連会社のビブロスはそっちの方には有名でいい出版社だったと思います。こちらは経営黒字だったそうですけども。ハイランドも一蓮托生になってしまいましたね。
ところで、自分の作品が出版社から本として出るのはわくわくどきどきするものです。
私は小説を書くので、お金を出してもらえなければしょうがないということで、大金のかかる共同出版の話しには載らないでしょうし、本にするなら同人などの印刷所で安く上げるでしょう(で、イベントや同人を置いてるお店に手数料払うか、書店と直接交渉して5掛けくらいで置いてもらえればもうけものかと)。
でも、これが研究した成果とか実体験だと、お金出しても出したいと思うでしょう。
で。
>「出版された書籍は全国800の書店で販売される」などのうたい文句で自著の出版を勧誘され
ということですが、多分これは一応間違ってませんね。
あくまで「販売される」チャンスがある、可能性の問題で、あざといです。
>06年の新刊書籍発行点数は2788点で出版業界トップという。
で、これ。
でも私はこんなに出版されてるとは知りません。
ちなみに新風舎の営業さんを見たのは大きな書店で、一度だけあったかな、というおぼろげな記憶です。
毎月数点の出版について書かれたFAXが一、二枚くればいいかなという感じで。
>同社は書店への営業活動をほとんど行わず、原告側は「書店に陳列
>されない可能性を故意に告げず、詐欺にあたる」と主張している。
そうなんですよね。
詳細は被害に遭われた方のブログやHPをご覧になられるとよろしいかと。
ここから先はあんまりよくない話です。
ただ、こうも思います。
ただ。一連の被害の訴えが本当である、ということを前提とすると。
少なくとも会社が不誠実なのは間違いない。
私個人としては詐欺商法だと思ってます。
でも、もしかしたらおかしなことに使われるかもしれない大切な原稿を、自身で稼いだ大事なお金を託そうとした、その出版社についてどれだけ知っていますか?
書店に行って、そこの出版社の本が店頭に、平台に、棚に、並んでいるところを見たのでしょうか。
私が知っている限り碧天社の本を置いている本屋は周囲にごく少なく、ましてや平積みはもっと少なく、まさか店頭にポップを付けて並ぶなんてないでしょう。
小さい書店だとまず入荷すらしないでしょう(刷ってる部数の冊数が少ないので)。
大きい書店でも、先に述べたように、出版数とFAXでの告知の乖離を考えるに、その本の存在はまず知られていないでしょう。
個性のある本であれば、個性のあるキーワードで検索しなければデータベースにも引っかからない。
時々、新風社や他のそれ系の本を、発売日にピンポイントで探される方がいて、たいてい「友人が出版した」と仰るのですが、「在庫がない」「取り寄せになる」と答えることになります。
それでも、満足されたようにお帰りになられます。
もし。もしご本人であれば。
本が店頭に並ぶ、そこで初めて売られる機会があるのだと知ってください。
そしてもし入荷しても、売れない本はすぐに店頭から(書店員がこれ売れない、場所もないと判断した場合は店頭に出されることもなく)消えてしまうのです。
大規模書店、大出版社の文庫本ですら、タイトルと客層によっては、目立つ場所でも何故か全く売れないという事態も起こってしまうくらいです。
本を共同出版されることを考える方は、できれば大きい書店に行って、そこがその出版社の本の棚を作っている(常時その出版社の本を並べる場所を用意している)ことを確認していただけないでしょうか。
出版業界は私にとっても複雑怪奇で色々難しいです。
できれば出す前に調べていただきたいと思います。
もしも店頭で共同出版とかどうかなとか、この出版社はどうだろうとか聞いていただければ、多分時間に余裕がある書店員(厳しい条件ですが)なら自分なりに答えてくれると思います。
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